LPを運用してみたよ
お疲れ様です。久々に個人ブログを更新します。最近、Peaceflontさんという、NPO団体のLPを制作しました。
実は、兼ねてからインターン先でwebページを作ることはあっても、
ちゃんとクライアントに対して自分の技術を提供する経験は今回が初めてだったのでその学びをここに記したいと思っています。
ところでwebページというと、最近はペライチやwixなどのHTMLやCSSの知識がなくてもwebが作ることのできるITツールが存在するおかげで、誰でも簡単にwebページが作れるようですね。
個人事業主、いわゆるフリーランスとして活動していくのに当たって一番の敵はランサーズでもなく、これらのITツールでしょう笑。憎きペライチめ。
一応、今回の成果を上げておくと、
CV数:41件、CVR:8.87%
を達成
想像以上に、予約成約率は高かったですね。ありがたし。集客で手伝っていただいた皆さん、ありがとうございます。
さてさて、僕が思ってた以上に集客においてLPの価値は高かったです。
その理由は、僕が分析する限り以下の通り
・Facebookやツイッター以上に、自由な表現ができるので、価値を伝えやすくなる
→自由な表現ができるということは、ページ内で自由に顧客の購買ストーリーを構成できる
→(webページに来てくれた)見込み顧客を自由にコントロールできる
もちろん、PRの本質的なところは、顧客との信頼関係なのでどうやったら顧客と信頼関係を構築できるかをベースに考えなければいけません。
これは大前提中の大前提。
信頼関係をいかにして構築していくか。これはリアルでも同じ。
女の子と仲良くなるためには、いきなりご飯に誘ってはいけませんね
相手のニーズを探りながら自分がしてあげれそうなことを提供してあげつつ、少しづつ関係性を構築しなければいけません。
これはマーケティングも同じで、相手のニーズを勝手に決めつけて、これどうですかと提案してしまうのはNG
当たり前のようですが、意外とこれができない人は多いです(僕も含めてw)
相手のニーズを調べる、自分の中で立てた仮説のニーズが正しいのか確かめるために
ヒアリングを行うのですね。
では見込み顧客との信頼関係を構築していく上で何が大事になってくるのかーということですが・・・・
例えば、あの子と仲良くなるのにどうしたらいいか考えてみてください。
もちろん、その子の趣味や、習い事から共通項を見つけて仲良くなっていくのは当たり前のように大事ですが、
それ以上に大事なのは、「嫌がることをしないこと」ですね。
例えば、泳ぐのが嫌いなのに水泳誘ったり、カナヅチと馬鹿にしたり。
我ながら、カナヅチと馬鹿にするというのは非常にいい例で、良かれ悪かれ人間というのは人を馬鹿にするのが大好きな生き物です。なので、馬鹿にしてる本人は非常に気持ちがいいのですが、相手からしたら心地はいいはずがありません。
実はLP設計でも同じことが言えます。
LPも含めたwebの設計において一番大事なのは
ユーザーが離脱する要因を排除すること
つまり、ユーザーが使ってて心地よくなかったり、ウザい要因を取り除くことが大事です。
最近、webページが無料で作れることもあり、あんまりお金のない人は自らHPを作るのですが、ここの部分を意識している人はあまりいないようにみられます。
デザイン的な部分でいえば、読ませたいのに中央寄せにしてたり、CTA(ボタン)がめちゃめちゃわかりづらかったり、色をたくさん多用しすぎてガチャガチャしてたり、文章を読んでほしいのに背景が明るいあまり、めちゃめちゃ読みづらかったり。。。
情報設計の部分でいうと、LPなのに、ユーザーのフォームまでの導線を曖昧にしてたり。。
そして、怖いのが、自分ではいいと思ってしまうことです。
さっき言ってたギャップですね。
自分はサイトのデザインはこれでOKだと思ってても、ユーザーから見たら何これ?
というのは往往にしてあります。
結局WebマーケティングやWebデザインに強い人を側に置いておくのは大事ですね。
以下は、LPを運用してた時のメモです
・参加フォームボタンを追従させるようにした→どの位置にいてもフォームに飛ぶことができる
・画像を多用した→見る人がはっきりわかりやすい
・ターゲットに合わせたコンテンツ→国際協力の人は、当日の内容や自分がどんなことを得ることができるかよりも活動している人の思いに共感しやすい
・LPの外的要素も考慮したこと=CVが上がるためには、どのくらいにリーチさせるのか、どこにURLを配置すればリーチできるのかを考慮したこと。単純に質を高めるだけではなく母数を増やす施策を考えた。ここは、集客スタートする前に定量的な数値をマーケティング。ファイナンス絡めて事業計画書に書いておくとOK
・単にコンテンツを並べていくだけだと、長くなりすぎるので、モーダルウィンドウを用いたこと
・最初のメインヴィジュアルを意識。
PRの中のLP設計を意識する際は、注意するべき点は大きくまとめると1点だけで、ユーザーの行かない(またはサイト自体から離脱しない)要因を徹底的に排除していくこと。PRの一環である以上、顧客との信頼関係獲得が一番のポイントでもある
LP運用の際の注意点
・とはいえ、メインはリアル集客に据えるべきであるということ。ここにソースを避けなければ、LPを作っても意味がないこと
・LPを用いなくても15人ほどは集客することのできるコンテンツであること(それだけのパワーがあると置き換えても良い)逆に集客目標15人はLPを用いる必要がない
・webという媒体以外にある程度の資産は揃っていること(実績、人、SNS運用):質の高いフライパンは材料の質が高ければ高いほど能力を発揮する
・ある程度の数字を見積もっておくこと(事業計画)
まあ、こんな感じでLPを運用してるよーって話でした。
ps:ちなみになんですが、当日のイベントに行ったところ集客していた方や団体の運営の方にめちゃめちゃ感謝されて、技術者としてとても嬉しかったです。
自分の技術は誰かのためであり続けたい
と再認識しました。お金以上のものを得れたと思っています。
最近、ビンゴアプリを作った件
最近ビンゴを作った。
言語:Javascript
初期状態こんな感じで。
ランダムに数字を発生させる
→数字が表の中の数字にあったら、印をつける
5個揃ったら、ウィンドウが降りてくる
(デザインが切り替わるよりも、ウィンドウがあまりにも早くですぎている)
ビンゴアプリ設計の際に書いたメモ
必要な要素(HTML的な)
・数字をランダムに出すやつ(1から100)
・数字が書いてある表
アルゴリズム(流れ)
最初に、ランダムに選ばれた5x5マスの数字の表が出てくる
上にランダムに選ばれた数字が出てくるボックス、ストップボタン、スタートボタンがある
1 スタートボタンを押して、数字をランダムに出していく
2 ストップボタンを押して、数字を止める
3 止まった数字と同じ数字であれば表の中の数字に印がつく
1から3の流れを数回やり、縦か横に揃った時点でビンゴ終了
①まずHTMLを作る
②javascriptでcssをHTML内に当てはめていく
< javascript内のアルゴリズム >
乱数を発生させて、1~100までのうちの25枚のカードを5x5で並べる
シャッフルとは??
配列の中の要素の順番を入れ替える
シャッフル関数処理=結構有名
var n = arr.length;
var temp, i;
while (n) {
i = Math.floor(Math.random() * n--);
temp = arr[n];
arr[n] = arr[i];
arr[i] = temp;
}
return arr;
スタートボタンで0~99までの数字をランダムに表示する
クリックする
乱数を発生させる
数字を表示する
表示された数が、
表上の数字(ランダムに選ばれた0~99の中のうちの25個)にある場合
=配列の中に特定の数字が存在する
=findメソッドで検索、
もし、findメソッドで得られた値が普通の数値の場合、それはビンゴ内に存在する
undefindの場合、存在しない
もし、undefind出ないとき、存在する
・card内のHTML要素がresults(=random)のカードを消す処理
Cardは、arr2配列順に並んでいる
同じ数値のカードをjavascript内でどう認識させるか?
Aプラン
→探索メソッド的なので探してもらって配列の順番を返してもらう?
→返り値はカードの順番の値だから、arr[num]とすればその数値を特定できる
→配列の中で、x番目にカードが存在するかがわかった
→要素のx番目を所得するメソッド(処理)
→x番目のカードにクラス名を追加する
5マス場合、クリア!と表示させる処理
カードの親のdiv要素を取得
→A:カードの中に”card finish”っとなっているdiv要素がどれだけあるか判別するメソッド??
B:cardfinishとなったカードに印をつける。(childrenを保持)
childrenの5つの組み合わせが満たしているかどうかを判断させる
( 0, 1, 2, 3, 4 )
( 0, 5, 10, 15, 20 )
( 0, 6 12, 18, 24 )
( 5, 6, 7, 8, 9 )
( 10, 11, 12, 13, 14 )
( 15, 16, 17, 18, 19 )
( 20, 21, 22, 23, 24 )
( 1, 6, 11, 16, 21 )
( 2, 7, 12, 17, 22 )
( 3, 8, 13, 18, 23 )
( 4, 9, 14, 19, 24 )
( 4, 8, 12, 16, 20 )
この12の組み合わせの配列を作った
for文でループさせてnum[x]がarr3に含まれるかどうか調べる
nums[x]の中で一つでも含まれていたらOK
arr3とnumsをそれぞれ比べて比較する
→nums[x]の中身ごとに比べていき、nums[x]の中身が全て満たされている場合、true
(=arr3の中の数で、一つでもnums[x]を満たしている)
True or falseで出力させる
ではnums[x]の中身がarr3内にあることをどのようにどのように表現するか
Arr3とnums[x]を比べて共通要素を新しい配列に入れる
その新しい配列はnum[i]ごとに生成される。つまり12個。
そのうち、新しい配列の長さが5以上になったら、OK
childrenを保持する行為:
新しい配列を作り、配列の中に入れる
ヘッダーの役割とは? UXの視点で分析してみた
最近0からサイトを作っていた時に、ヘッダーとフッターのデザインを考えなければいけなくなり壁にぶち当たりました。笑
僕はどちらかというとデザインは表現していくことが好きな方なので(例えば、UI/UXデザインよりもコーポレートやLPのデザインの方が好きみたいな話)、情報設計等は苦手とするタイプです。笑
ですがこのフッター、ヘッダーに関しては表現力はあまり問われず、どれだけロジカルに考えて構成・配置できるかを考える必要のある分野だと思うので、今回はそのフッター・ヘッダーを作る際に情報収拾した記事をもとに、自分なりに役割を考えてみます。
先に結論から言うと、
ヘッダーの役割:サイトで迷った時にそこを見ればサイトをリセットできる
そして、どのようにデザインすれば良いかと言うと、どのページに遷移しても常に同じ情報が流れるよう、そのサイトにとって大事なコンテンツをユーザーが見やすい箇所の配置することが挙げられるでしょう。いわば、サイト全体の目次のようなものです。
これは、UXの際にとても重要です。
LINEとメールのUXとは
出典:https://archeco.co.jp/ux-design/what-is-ux-design/
UXデザインとは、”user experience”つまり顧客体験のことです。例えば、LINEと手紙をもとにお話すると、そもそも手紙とLINEはオフラインで行われていたものをインターネットテクノロジーによってオンライン化したものにすぎず、その体験の本質は
従来のメール:手紙のやり取り
LINE:日常的な会話
だと考えられています。したがって、LINEがどれだけ発達しようと一見圧倒的に使いにくいGmailがしぶとく使われているのも上が理由で、オフラインでくるどこかの大学の資料だったり、サービスのパンフレットだったり、大きな組織からの通知(僕の場合大学からの通知)は、だいたいGmailから送られてきます。つまり、それはインターネットが普及する以前はオフラインで行われていたもので、それが、インターネットの時代だとGmailにとってかわったと言えるでしょう。
そして、LINEはオフライン時代に友達とのやり取り、気さくな会話をオンライン上で表現したまでにすぎません。GmailはLINEにできない役割を担っているからこそ、今でも使われ続けているのです。
つまり、
ITサービスのUXにおいて重要なのは、オフラインで行われてきたやり取りをどれだけオンライン画面上で表現できるか
だと思います。
具体的にはLINEの場合
・吹き出しを使って会話っぽさを表現する
・普段の何気ないジェスチャーといった言葉を用いないコミュニケーションをスタンプで表現する
・その人の名前でなく、プロフィール画像を吹き出しと結びつけることでいかにもその人が言葉を発している雰囲気を出す
これらをすることで、オフラインに近いUXをユーザーに提供できるのです。
ヘッダーのUX
さてさて、話を戻しましょう。
そもそもこれはヘッダーをどのようにデザインしていくかの話でした。ここで、先ほどの『ITサービスの本質はオフラインで行われてきたやり取りをどれだけオンラインで表現できるか』という着眼点をベースに考えてみると、そもそもヘッダーはオフラインのサービスで何に値したのかと言う話になります。
個人的に思うのは、
ITサービス(例えばゼクシイとか)のヘッダー=雑誌の目次
に値するのではないか。
そう言う意味で考えると、ぐっと作りやすくなるのではないでしょうか。
雑誌の目次を我々はどのように見ていたのか??
どのようなタイミングで雑誌の目次を見たのか?
このUXの視点からヘッダーを作ってみると作りやすいですね
ちなみに僕は雑誌を読んでいる時、目次をこんな時に閲覧していました
・雑誌を読んでいる時に、自分が今何の特集を読んでいるのかわからなくなった・・・①
・そもそもこの雑誌にはどんな情報が書いてあるのか気になった・・・②
まず、①の解決策として目次はどんな雑誌でも一番最初の近くのページに書かれていることが挙げられるでしょう。
次に②の選択肢としてその雑誌に載っている情報を簡潔に羅列してあります。
上の事柄をwebサイトで考えてみると、いつヘッダーを見るか
・サイトを閲覧している時、どのページを読んでいるのか分からなくなった
・どんな情報が載っているのかわかりづらいので、簡潔に項目ごとに並べたページが欲しい
他にもあると思いますが、主にこれらの解決策としてのヘッダーのデザインがあればOKでしょう。主な解決策としては、ヘッダーを上部に固定することで常にユーザーに位置を明確にさせること、項目ごとに並べることが挙げられるでしょう。それをもとにデザインしてみるとすごい設計しやすくなりました。ユーザーと同じ目線に立つって大事ですね。
実際のヘッダー
最後に実際のサイトのヘッダーがどのようなデザインなのか見てみました。
こう言う目線でみると、サイトがいかに設計されて作られているものなのかが
よくわかりますね^^
ではまた!!
フォントの違いで、どのように見え方が変わるか分析してみた!
お疲れ様です^^
文字を使ったデザインを行う際には、沢山のフォントの中から一つを選択しなくてはなりません。
ですが大量にインストールされているフォントを一つ一つ確認していると、
非常に時間がかかり、効率が悪くなってしまいます。
よく使われているフォントや、自分が使いやすいフォントを、ある程度覚えておくと、作業がスムーズに進められます。
今回は日本語のいくつかのフォントについて、特長と使い分けの方法について説明します。
みなさんのデザイン作業の参考にしていただければ幸いです!
今日はフォントの種類によって見え方がどのように変わるかを分析してみます!
まずは、フォントの種類から。
フォントは様々な種類がありますが、一般的に使われるフォントとして、以下の二つがあります。
・ゴシック体
・明朝体
今回は、この二つのフォントを分析していきます。
まずはゴシック体
ゴシック体の主な特徴として、縦画も横画も同じくらいの太さ、全体を等して均一であることが挙げられます。
全体的に言えるのは、視認性(遠くからでも文字を判別できる)に優れたフォントと言える頃ができるでしょう
ゴシック体を用いると、以下のような印象を与えられます。
ゴシック体全般:シンプル、均一、目に入りやすい
太いゴシック体:力強い、元気、親しみやすい、可愛らしい
細いゴシック体:無機質、クール、落ち着き、幾何学的
引用:http://saikirin.com/font_erabi/
ゴシック体は、プレゼン資料等に向いているフォントです。これらは「読む」というより、「見る」という意味合いの方が強い要素となります。したがって可読性(読みやすさ)よりも視認性に優れたフォントであるゴシック体が向いているでしょう(バナーや広告でゴシック体が使われるのもそのためだと思われます)。
次に明朝体
明朝体は、縦画が太く、横画が細い文字です。
線は先端に向かうに連れて細くなります。
明朝体は、例えばレポートや記事、新聞といった長い文章を読む時に優れています。一般的に、明朝体は文字が細いため、読み手に負荷をかけません。仮に、文字が太い場合で文章を書くと、読み手にかなり負荷をかけてしまいます。新聞や、小説のように長い文章で「明朝体」が使われるのはそのためです。
ここで次にバナーを題材にして、フォントを見比べてみます。
一応、バナーの設定
バナーのコンセプト「転職サービスを使ってもらうために、インターネットに流すバナー」
ターゲット「若い、優秀なエンジニア」
ちなみに、このサービスは架空のもので、バナーも、完全に優れているものではないのであくまでフォントを見比べる程度でお願いします。
背景画像は統一して、それぞれのフォントを見比べてみた
游ゴシックの場合
游ゴシック体は、ゴシック体のベース(全て同じ太さになっている)は保ちつつ、文字をスマートにしたり、角を少し装飾したりしてる書体です。一番、これがしっくりくるなあ。
ヒラギノ角ゴシックの場合
ヒラギノ角ゴシックは、普通のゴシック体ですね。文字の太さを全て均一にしているので、すごいシンプルなデザインになります。でも逆に均一でシンプルすぎるってのが問題で、特に印象には残らないイメージがあります。
ヒラギノ角ゴシックStdNの場合
ヒラギノ角ゴシックStdNは、普通のゴシック体を、太くしたフォントですね。文字がだいぶ太くなったので、迫力感や力強いイメージがあります。ただ、このバナーのコンセプト枯らしたら、写真のイメージとはちょっと合わないかもですね〜
ヒラギノ丸ゴシックの場合
ヒラギノ丸ゴシックは、普通のゴシック体の角を丸くしたパターンです。細めで使用すると、落ち着きと柔らかさを両立した綺麗なイメージになるので、女性や子供向けのフォントかもしれませんね。
ヒラギノ明朝の場合
続いて、明朝体です。先程までみていたゴシック体とは違い、高級感のあるイメージになりました。写真とは一見マッチしていますが、ターゲットやコンセプトという視点から見るといかにもハイクラス・30〜40代向けで、若年層向けではないかもしれませんね。
こんな感じになりました。
個人的には、游ゴシックが一番しっくりくるかな。
総じて言えることは、フォントによって、バナー(今回の場合は)のイメージは全然変わってしまうということですね。
実際のバナーをもとに、フォントがどのような用いられ方をしているか見比べてみた
では、どのようなフォントがどのような画像(写真)とマッチしているのか調べてみましょう
游ゴシックの場合
游ゴシックは、シンプルだけれども(文字の太さを全て均一にしているゴシック体の特徴を保ちつつ)シンプルすぎない(文字がスリムになったことで文字間が広がり、余白ができるため文字に余裕が生まれる)印象があり、暖かみやゆったりとした印象を提供できるので、バナーの文言としても使い勝手がいいと思います。
そんな便利屋な游ゴシックですが、ブランドコンセプトとしては、人と人との繋がりだったり、暖かい環境を表現したい場合にはおすすめかも。
ヒラギノ角ゴシックの場合
ゴシック体の特徴をそのまま反映したヒラギノ角ゴシックですが、上記のバナー上は、ある文言を強調したい場合にそれ以外の文言として用いており、うまい使い方をしているなあと思いました。やはり、それだけだとシンプルすぎるヒラギノ角ゴシックは、他に強調したい文字があるときは、いい引き立て役になりますね笑
*ちなみに、個人でブログ(例えば、ワードプレスなどで)を開設している人の多くは、ヒラギノ角ゴシックをフォントとして用いているのですが、文字の大きさや、余白(行間、文字間、端と文章の間)に気をつけないと、かなりぎこちない印象を与えてしまうので注意してください。
noteや、はてなブログはiosで、ヒラギノ角ゴシックを用いていますが、文字を小さくしたり、余白を保つことでぎこちない印象を無くしています。
例えば、noteは行間をかなり開けたり、文章の左右に余白を設けることで、読みやすくしていることが見受けられます
ヒラギノ角ゴシックStdNの場合
ヒラギノ角ゴシックStdNは、ゴシック体を太くしたフォントなので、強い印象を与えることができます。何か強調したい時におすすめ。ただ、普通のゴシック体を太くしただけなので、ただただ用いると、デザインとしてはテキトーな印象を与えかねないので用いる際は注意してください。
ヒラギノ丸ゴシックの場合
ヒラギノ丸ゴシックは、ゴシック体の先端が丸くなっている特徴があるので、落ち着きと柔らかさを両立した綺麗なイメージがあるので、女性をターゲットにしたい時や雰囲気の良さだったり、優しい印象をあたえたい時に向いていると思います。
明朝体の場合
最後に明朝体です。バナーは広告なので、視認性に優れた明朝体はあまり使われない傾向にあります。ただ明朝体を使っているバナーももちろんあって、明朝体は、シンプルな使い方をすると高級感のある印象を与えたい時に用いられます。上の二つは、高級感をコンセプトにしていますが、「明朝体=高級感」という訳ではありません。ただ、総じて言えることは明朝体を用いているときは、ハイクラスの年収層、30代以上をターゲットにしている時だったり、洗練されたイメージ、スタイリッシュなイメージを与えたい時に用いられる場合が多いですカネ。
まとめ
今回はフォントの中のごくごく一部ですが、他にも様々なフォントがあります。
各フォントにおける、それに伴うイメージは以下の通り。
出典:http://saikirin.com/font_erabi/
今回わかったことは、
・フォントの違いで印象が全然変わってくる
・フォントを扱う中で、空白をどのように用いるか(行間・文字間)が大事。
ではまた^^
見やすいLPをデザイン目線で分析してみた
はじめまして、明治大学という、何と評価したらいいかわからない大学に通っているモノです。
普段は都内のベンチャー企業で、デザイナーとしてインターンしています。
そこの上司のデザイナーさんに、
「デザインを勉強するときは、自分がいいなと思ったデザインを模写して、何で見やすいのか、分析してみなさい」
という金言をいただき、自分なりにCASHというスマホアプリの、LPのデザインを分析してみました!
と言っても僕は一応、デザインが好きなので、デザイン目線の切り口で笑
そもそも、LPというのは、何のためにあるのか
LPとは「広告施策用に制作する、1ページで完結する縦長のページ」です。
つまり、商品やサービスがあって、それを購入ないしはダウンロードや会員登録してもらうために見てもらうものと言えるでしょう。
そして、LPにおいては、だいたい最後らへんにボタンがあり(場合によっては最初)、そこがどれだっけクリックされたかによって優れたLPかどうかの判断がなされるわけです(ちなみに、その指標となるのがCTRで、クリック数をPV数で割ったもの)。
したがって、優れたデザインのLPとは、単に美しい、見やすいだけではありません。より人がLPを見てクリックしやすい、ないしはクリックしやすくなるデザイン設計が優れているということでしょう。
と言っても、僕はCASHを運用している人間ではないので、正確なCTRがわかりません笑
なので若干説得力にかけるかもしれませんが、あくまで、デザイン目線で、優れているところをプレゼンさせてください。
一応、コンセプトとターゲットを自分なりに洗い出してみます
CASHのコンセプト:「商品を渡してからお金を受け取るのではなく、お金を受け取ってから商品を渡す」という新しさ
CASHのターゲット:若い層・学生
調べてみて、CASHのLPはデザインのこんな部分が優れています
・フォントがいい
・色の使い分け
・空白の使い方
・フォントがいい
CASHのLPでは游ゴシック体を使っています。游ゴシックは一般的には「スタイリッシュで暖かみを与えるフォント」だと言われています。何となくわかりますよね笑
とはいえ、これだとだとテキトーすぎるので、ゴシック体と比べて、説明します。
上が、游ゴシックで、下が普通のゴシック体です。2つを比べると以下のような特徴がわかります。
・文字のそれぞれの角に丸みがある
・ユニークなはらい(→書体っぽい)
・カーブの仕方が緩い
・文字がスリム(全体の横幅が狭い)
ここからは僕なりの解釈なのですが、ゴシック体とは大きな特徴として、「縦横の線幅」がほとんど変わりません。しかし、それに忠実になりすぎてしまうと、シンプルではあるものの、逆にシンプルすぎるというか、特に何も印象付けることのできないフォントになってしまうと思うんですね。それに見慣れているからこそ、游ゴシック体は、角に丸みを設けたり、文字の横幅を短くしてスリムにすることで、暖かみを演出しているのではないのでしょうか。
CASHでは、上の「游ゴシック」を使用していました。対して、下の図が「ヒラギノ角ゴシック」を使った場合です。游ゴシックに比べて、下のヒラギノ角ゴシックは、全体的にカチカチな印象があります。(僕は若干、游ゴシック体の文章が全体的な文章幅が広く見え、角ゴシックの方は全体的な横幅が短く見えます。多分、錯覚ですが)もう少し言語化すると、文字がスリムでない分、文字間の幅があまり取ることができません。したがって全体的にギュッとしたイメージになってしまうのではないでしょうか。逆に、游ゴシックは一つ一つの文字の横幅を狭く取っているので、余白が生じ、ヒラギノ角ゴシックと比べて落ち着いた印象を与えます。
・色の使い分け
パッと見てわかる通り、CASHのベースの色は言葉で言うと、淡いオレンジのような気がします。カラーコードでいうと、「#fff8ea」がベースカラーで、「#ffcf07」がアクセントカラー。オレンジ色は、元気で活発なイメージを持ちつつも、どこか落ち着いた印象を与えることができる色で、特に、ワクワクするようなデザインを作りたいときには、明るめのオレンジ色を活用することでそのイメージを増大させることができます。
おそらく、お金→黄色というイメージと、「少額資金の需要を瞬間的に解決するという」CASH自体のヴィジョン、若年層がターゲットに即していえば、元気、活発、落ち着き、ワクワクが特徴の淡いオレンジがベストではないかと思います。
・空白の使い方
CASHのLPってガチャガチャしていません。普通、LPって広告なので、載せたい情報は山ほどあります。
今、プロダクト開発の中で一つのキーワードになっているのがシンプル化です。ものが溢れ、様々さ商品が乱立している中で、人間はますますシンプルなものを求めていきます。なぜならヒトの記憶力には限界があるからです。一般的に人が一度に覚えられる単語や数字は5~9個だと言われています。
そもそも今のプロダクトって、初期で多機能では絶対に売れません。FacebookやAirbnbが多機能化しているのに対して、新しく出てくるサービスって用途がわかりやすいですよね(Tinderとか)。
だからLPも、そもそも広告のためにあるので、見せ方がすごい大切です。これは僕の主観ですが、「単機能=シンプル性」をうまく表現したLPだと思います。
CASHのLPの内容構成って
①目の前のアイテムがキャッシュに変わる
②アイテムを2週間以内に送る
③今、たくさんのアイテムがキャッシュに変わっている
④ユーザーボイス
ってなっています。コンテンツは必要最低限のことしか載せていません。本当は、もっと載せていいコンテンツがあるはずなのに。要は、どれだけ多くの情報を載せるかってよりもどれだけ重要度の低い情報を削ぎ落とせるかが大事なんですね。
その観点からデザインを見てみるととても面白いです。1つの文章は2~3行に制限し、視覚に訴えやすい図を多用し、文字を中央寄せにして、左右に余白を持たせています。認知ファースト、つまりどういうサービスなのかを非常にわかりやすくシンプルに請求していると思います。
スペースがあるからといって、全てに情報をブチこむと、かえって見にくくなります。余白は情報の干渉緩和という効果があり、情報と情報の関係性を余白を保つことで表現することができます。CASHの場合、左右の空白を持つことで、すっきりと、シンプルな印象を与えています。CASH自体のコンセプトが「商品を渡してからお金を受け取るのではなく、お金を受け取ってから商品を渡す」という新しさということ(であろう)ので、当然、新しいプロダクトはシンプルにPRしていく必要があります。CASHはそれをうまく表現していますね。
ちなみに、文字間や行間の余白をなくすと、こんな感じになります。
確かに、余裕はないですよね笑
まとめ
今回、CASHのLPを分析してみて、わかったことはこんな感じ。
・CASHのLPはコンセプトを、フォントや色、余白を使ってうまく表現していた。
・結局PRは、「Public Relation」。つまり、どれだけ請求するのではなく、どれだけ公衆(もしくはターゲット)の信頼を獲得できるか
若干、説得力にかけるかもしれませんが、優しい目で読んでいただけると嬉しいです😂
では、また!